研究課題
基盤研究(C)
本研究において、メロキシカム、ピロキシカム、テノキシカムの3個のオキシカム系NSAIDsが、SH-SY5Y神経線維芽細胞に対するMPP^+誘発毒性に対し、PI3K/Aktシグナル経路の維持という新規のメカニズムで神経保護作用を持つことを見出した。他の骨格のNSAIDsは、同じ系で神経保護作用を示さなかった。パーキンソン病モデルマウスの慢性パーキンソン病モデルでは、メロキシカムがAktシグナルを維持することにより運動障害とドパミン神経変性を改善した。以上より、メロキシカムは、パーキンソン病原因療法薬としての候補薬剤になると思われる。
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