研究課題/領域番号 |
22590337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
及川 浩樹 岩手医科大学, 医学部, 講師 (50285582)
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研究分担者 |
増田 友之 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10199698)
前沢 千早 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10326647)
稲葉 亨 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60405800)
小谷 康慈 岩手医科大学, 医学部, 助教 (50433488)
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連携研究者 |
前沢 千早 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10326647)
稲葉 亨 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60405800)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | HSP27 / アセチル化 / βcatenin / 乳癌 / β-catenin / アポトーシス / 細胞増殖 |
研究概要 |
HDAC6あるいはNACC1をsiRNAによりノックダウンし、HSP27抗体で免疫沈降すると、HSP27のアセチル化が亢進しているようにみえたが、acetyl-lysine抗体で免疫沈降すると、HSP27のアセチル化の明らかな亢進は認められなかった。HSP27のリジン残基7個を順次アルギニン残基に変換したvectorを作製し、HDAC6をsiRNAでノックダウンあるいはTSA添加し、HSP27のアセチル化状態も検討したが、その明らかな変化は認められなかった。更にHDAC6をsiRNAでノックダウンあるいはTSA添加し、アセチル化部位についてLC -MS/MSで検討したが、アセチル化の生じている部位の特定もできなかった。そこで、腫瘍形成に大きく関わっているβ-cateninの細胞内動態にHSP27がどのような影響を及ぼしているかを検討した。その結果、細胞質で共局在を示しており、pull down assayにて直接結合していることが分かった。更にHSP27をsiRNAにてノックダウンすると、β-cateninのユビキチン化と分解が亢進することが明らかになり、HSP27はβ-cateninを細胞内で維持するのに関与していることが示唆された
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