研究課題
基盤研究(C)
プロテアソームの機能異常は様々な病態に関連していることが推定されている。本研究ではプロテアソームの機能低下を示すモデルマウスを新規に作製し、プロテアソームの機能異常と病理作用に関する検討を行った。作製したマウスは体重減少や短寿命、背骨の彎曲等の老化の表現型を示し、同マウスに高脂肪食を負荷することで脂肪代謝の異常など、老化に関連した病態が誘導されることが明らかとなった。また、プロテアソームは免疫応答においても重要な役割を果たしているが、本マウスではT細胞の成熟分化の異常を認め、プロテアソームの機能異常が免疫系の疾患病態にも関わっている可能性が示唆された。
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