宿主細胞内増殖性を喪失したレジオネラ強細胞毒性株による毒性発現機構の解明

• 研究課題/領域番号: 22590398
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 細菌学(含真菌学)
• 研究機関: 静岡県立大学
• 研究代表者: 三宅 正紀 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (00295560)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: Legionella pneumophila / 宿主細胞内増殖 / 強細胞毒性 / アポトーシス / マウス病原性 / Toxh変異株 / 機能未知遺伝子 / 細菌 / 病原性 / レジオネラ / 細胞内増殖 / 細胞毒性

研究概要

Legionella pneumophila 野生株ゲノムへのランダムトランスポゾン挿入変異法により分離した、宿主細胞内増殖性を欠損しているにもかかわらず、高い細胞毒性を示す変異株 (Toxh 変異株) について、宿主感染性状及び毒性発現機構の解析、さらにその変異遺伝子・責任遺伝子の同定を行った。また、レジオネラ感染感受性のA/J マウスを用いた感染モデルにより、Toxh 変異株の病原性評価を行った。

研究成果

• [雑誌論文] Phagocytic Entry of <i>Legionella pneumophila</i> into Macrophages through Phosphatidylinositol 3,4,5-Trisphosphate-Independent Pathway (2012)
  • 著者名/発表者名: Toshihiko Harada, Takashi Tanikawa, Yasunori Iwasaki, Masao Yamada, Yasuyuki Imai, Masaki Miyake
  • 雑誌名: Ｂｉｏｌｏｇｉｃａｌ ＆ Ｐｈａｒｍａｃｅｕｔｉｃａｌ Ｂｕｌｌｅｔｉｎ 巻: 35 号: 9 ページ: 1460-1468
  • DOI: 10.1248/bpb.b11-00011
  • NAID: 130001872062
  • ISSN: 0918-6158, 1347-5215
• [雑誌論文] Ciliates expel environmental Legionella-laden pellets to stockpile food. (2012)
  • 著者名/発表者名: Fuhito Hojo, Daisuke Sato, Junji Matsuo, Masaki Miyake, Shinji Nakamura, Miyuki Kunichika, Yasuhiro Hayashi, Mitsutaka Yoshida, Kaori Takahashi, Hiromu Takemura, Shigeru Kamiya and Hiroyuki Yamaguchi
  • 雑誌名: Appl. Environ. Microbiol. 巻: 78 号: 15 ページ: 5247-5257
  • DOI: 10.1128/aem.00421-12
  • 査読あり
• [雑誌論文] Proteomic analysis of growth phase-dependent expression of Legionella pneumophila proteins which involves regulation of bacterial virulence traits. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tsuyoshi Hayashi, Masahiro Nakamichi, Hirotaka Naitou, Norio Ohashi, Yasuyuki Imai, Masaki Miyake
  • 雑誌名: PLoS One 巻: 5 号: 7 ページ: e11718-e11718
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0011718
• [雑誌論文] Proteomic analysis of growth phase-dependent expression of Legionella pneumophila proteins which involves regulation of bacterial virulence traits. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tsuyoshi Hayashi, et al.
  • 雑誌名: PLoS One 巻: VOL.5
  • 査読あり
• [学会発表] 茶カテキン類のレジオネラに対する殺菌・増殖抑制作用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀、山田 雅音、東 真結実、閔 俊哲、今井 康之
  • 学会等名: 日本薬学会第133 年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-30
• [学会発表] 茶カテキン類のレジオネラに対する殺菌・増殖抑制作用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] レジオネラのIV 型分泌系の機能に影響する新規遺伝子の同定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 若井 翔平、三宅 正紀、小田 祐一、Yousef Abu Kwaik、今井 康之
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック日本薬学会東海支部合同学術大会2012
  • 発表場所: 岐阜
  • 年月日: 2012-11-18
• [学会発表] 宿主細胞内増殖性を欠損したレジオネラ強細胞毒性変異株 (Toxh 変異株) の性状解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀
  • 学会等名: US フォーラム 2012
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2012-09-25
• [学会発表] 茶カテキン類のレジオネラ感染成立に及ぼす影響及び感染阻害剤としての有用性に関する研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀
  • 学会等名: US フォーラム 2012
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2012-09-25
• [学会発表] 茶カテキンのレジオネラに対する殺菌・増殖抑制効果の検証 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山田 雅音、今井 康之、三宅 正紀
  • 学会等名: 第85回日本細菌学会総会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2012-03-28
• [学会発表] 活性酸素産生系の活性化を伴わないLegionella pneumpphila のマクロファージ侵入について (2012)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀、原田 俊彦、岩崎 泰憲、山田 雅音、今井 康之
  • 学会等名: 第24回微生物シンポジウム
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] 繊毛虫が放出する環境レジオネラを包含した小胞ペレットは繊毛虫の生存を支える備蓄栄養源として機能している (2012)
  • 著者名/発表者名: 北条 史、佐藤 大祐、三宅 正紀、松尾 淳司、中村 眞二、神谷 茂、山口 博之
  • 学会等名: 第79回日本細菌学会北海道支部学術総会
  • 発表場所: 帯広
• [学会発表] 活性酸素産生系の活性化を伴わないLegionella pneumpphilaのマクロファージ侵入について (2012)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀
  • 学会等名: 第24回微生物シンポジウム
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] レジオネラの宿主内増殖に関与する菌体タンパク質PmiA の機能解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀、今井 康之
  • 学会等名: 平成23 年度中部乳酸菌研究会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2011-11-25
• [学会発表] レジオネラの宿主内増殖に関与する菌体タンパク質PmiAの機能解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三宅正紀
  • 学会等名: 平成23年度中部乳酸菌研究会
  • 発表場所: 新潟
  • 年月日: 2011-11-25
• [学会発表] 茶カテキンのレジオネラ生存性及び増殖性に及ぼす影響 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山田 雅音、東 真結実、三宅 正紀、今井 康之
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック日本薬学会東海支部合同学術大会2011
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2011-11-23
• [学会発表] Characterization of Legionella hyper-toxic mutants which are intracellular growth-deficient (Toxh mutants) for infectivity to host cells. (2011)
  • 著者名/発表者名: Masaki Miyake, Ippei Yoshida, Minami Yamamoto, Ayumi Sugiyama, Yoshihiro Akimoto, Hayato Kawakami, Yousef Abu Kwaik, Yasuyuki Imai
  • 学会等名: International Union of Microbiological Societies 2011 Congress (IUMS 2011)
  • 発表場所: Sapporo、Japan
  • 年月日: 2011-09-07
• [学会発表] Characterization of Legionella hyper-toxic mutants which are intracellular growth-deficient (Tox^h mutants) for infectivity to host cells (2011)
  • 著者名/発表者名: Masaki Miyake
  • 学会等名: International Union of Microbiological Societies 2011 Congress (IUMS 2011)
  • 発表場所: Sapporo, Japan
  • 年月日: 2011-09-07
• [学会発表] 細胞内増殖性を欠損したレジオネラ強細胞毒性株の性状解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三宅正紀
  • 学会等名: 第23回微生物シンポジウム
  • 発表場所: 銚子
  • 年月日: 2011-09-02
• [学会発表] IV 型分泌装置Icm/dot コード領域以外の変異により宿主内へのエフェクター送達が阻害されるレジオネラ細胞内増殖性欠損株について (2011)
  • 著者名/発表者名: 小田 祐一、若井 翔平、Yousef Abu Kwaik、今井 康之、三宅 正紀
  • 学会等名: 日本薬学会第131 年会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2011-03-30
• [学会発表] レジオネラの病原性状の制御に関与する増殖相依存的タンパク質のプロテオーム解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀、 林豪士、中道 正浩、内藤 博敬、大橋 典男、今井 康之
  • 学会等名: 日本薬学会第131 年会
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2011-03-30
• [学会発表] レジオネラ膜タンパク質PmiA はIV型分泌装置Icm/Dot 構成因子DotA の安定化を担う (2010)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀、岩崎 泰憲、林 豪士、Yousef Abu Kwaik、今井 康之
  • 学会等名: 第22回 微生物シンポジウム
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-04
• [学会発表] レジオネラ膜タンパク質PmiAはIV型分泌装置Icm/Dot構成因子DotAの安定化を担う (2010)
  • 著者名/発表者名: 三宅正紀, 他
  • 学会等名: 第22回 微生物シンポジウム
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2010-09-04
• [学会発表] 細胞内増殖性を欠損したレジオネラ強細胞毒性株の性状解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀、吉田 一平、山本 みな実、杉山 亜由美、秋元 義弘、川上 速人、Yousef Abu Kwaik、今井 康之
  • 学会等名: 第23回 微生物シンポジウム
  • 発表場所: 銚子
  • 年月日: 2010-09-02
• [学会発表] 茶カテキン類のレジオネラ感染成立に及ぼす影響及び感染阻害剤としての有用性に関する研究
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀
  • 学会等名: USフォーラム 2012
  • 発表場所: 静岡
• [学会発表] レジオネラのIV型分泌系の機能に影響する新規遺伝子の同定
  • 著者名/発表者名: 三宅 正紀
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック日本薬学会東海支部合同学術大会2012
  • 発表場所: 岐阜