研究課題
基盤研究(C)
甲状腺乳頭癌のBRAF遺伝子解析は、本研究進行中に全世界的に術前診断としての有用性が多く報告されている。我々の検討では、日本人におけるBRAF遺伝子異常(T1796A)と甲状腺乳頭癌の臨床的悪性度を穿刺吸引細胞診検体を用いて術前診断としての有用性を報告した。摘出標本から単離した腫瘍部でのBRAF遺伝子変異は、陰性例と陽性例に分かれ、直接シークエンス法にて遺伝子型の確認を行ったところ、陽性例全例でBRAF遺伝子変異はヘテロ接合体の表現系であった。この現象に関して野生型アレルのコンタミネーションの有無を確認し、更なる検討を進める。
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