研究課題
基盤研究(C)
太陽光に含まれる紫外線B 波(UVB)は、オゾン層の減少に伴い地 表への到達量が増加しており、UVB からの保護は保健衛生学上、非常に重要である。本研究 では蛍光指示薬を用いて、一酸化窒素(NO)と活性酸素種(ROS)の生体内リアルタイムイ メージングを行い、その発生機序や皮膚における産生部位などについて調べた。蛍光指示薬に ついてはin vitro 実験では多くの活用例が示されているものの、動物の生体内イメージングで はほとんど例がなく新規な知見が得られた。また、UVB によって亢進する白血球の内皮への 相互作用については、P-セレクチンがその主要な役割を担っていることを明らかにした。さら に、ビタミンE、緑茶由来カテキン混合物の事前経口投与により、ROS の発生や白血球内皮間 相互作用が抑制され、これらの事前投与が紫外線の短期影響に抑制効果を持つことを示した。
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生体医工学学会誌
巻: 48(1) ページ: 42-8
生体医工学
巻: 48 ページ: 42-28
10031199743