抗がん剤の職業被曝に対する生物学的指標の開発

• 研究課題/領域番号: 22590572
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 衛生学
• 研究機関: 大阪府立公衆衛生研究所
• 研究代表者: 吉田 仁 大阪府立公衆衛生研究所, 衛生化学部, 研究員 (00332453)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 抗がん剤 / 職業的曝露 / 生物学的指標 / 安全対策 / シクロホスファミド / フルオロウラシル / 4-ケト-シクロホスファミド / アルファ-フルオロ-ベータ-アラニン / 4ケトシクロホスファミド / アルファフルオロベータアラニン

研究概要

本研究の目的は、日本の医療現場で多用されているシクロホスファミドおよびフルオロウラシルおよびに対する高感度で選択的な生物学的指標の測定方法を開発し、医療従事者の抗がん剤曝露状況を明らかにすることである。本研究により、フルオロウラシルの代謝物であるアルファーフルオローベーターアラニン(AFBA)は、医療従事者の抗がん剤曝露状況を明らかにし、なおかつ職場環境改善を評価するツールとしても有用であることが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Association between occupational exposure and control measures for antineoplastic drugs in a pharmacy of a hospital. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yoshida Jin
  • 雑誌名: Ann Occup Hyg. 巻: 57 ページ: 251-260
  • DOI: 10.1093/annhyg/mes061
  • 査読あり
• [雑誌論文] Association between Occupational Exposure and Control Measures for Antineoplastic Drugs in a Pharmacy of a Hospital (2012)
  • 著者名/発表者名: Yoshida J, Koda S, Nishida S, Nakano H, Tei G, Kumagai S
  • 雑誌名: Ann Occup Hyg
  • 査読あり
• [雑誌論文] 安全な抗がん剤調製のためのチェックリスト活用の提案 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁, 甲田茂樹, 吉田俊明, 西田升三, 熊谷信二
  • 雑誌名: 医療薬学 巻: 37 ページ: 145-155
  • NAID: 130004894773
  • 査読あり
• [雑誌論文] Association between occupational exposure levels of antineopl astic drugs and work environment in five hospitals in Japan (2011)
  • 著者名/発表者名: Yoshida J, Koda S, Nishida S, Yoshida T, Miyajima K, Kumagai S
  • 雑誌名: Journal of Oncology Pharmacy Practice 巻: 17 ページ: 29-38
  • 査読あり
• [雑誌論文] 病院の病理検査室におけるホルムアルデヒドばく露のリスクアセスメントについて (2010)
  • 著者名/発表者名: 甲田茂樹、熊谷信二、佐々木毅、吉田仁
  • 雑誌名: 労働安全衛生研究 巻: 3 ページ: 5-10
  • NAID: 130004953420
  • 査読あり
• [雑誌論文] 内視鏡消毒従事者におけるオルトフタルアルデヒドへの曝露状況 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮島啓子, 吉田仁, 熊谷信二
  • 雑誌名: 産業衛生学雑誌 巻: 52 ページ: 74-80
  • NAID: 10026477380
  • 査読あり
• [学会発表] 抗悪性腫瘍剤フルオロウラシルの尿中代謝物であるアルファーフルオローべ一ターアラニンの分析法の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁,甲田茂樹,西田升三,熊谷信二
  • 学会等名: 第54回日本産業衛生学会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 抗悪性腫瘍剤フルオロウラシルの尿中代謝物であるアルファ-フルオロ-ベータ-アラニンの分析法の検討. (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁
  • 学会等名: 第54回日本産業衛生学会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] どこまでやればいいの?抗がん薬による職業曝露対策-日米の最新研究から、安全な抗がん剤調製のためのチェックリスト活用の提案 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁
  • 学会等名: 第21回日本医療薬学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
  • 年月日: 2011-10-02
• [学会発表] 抗がん剤の職業的曝露と対策について (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁
  • 学会等名: 第15回日本看護管理学会年次大会
  • 発表場所: 京王プラザホテル
  • 年月日: 2011-08-26
• [学会発表] 抗がん剤調製作業におけるリスク評価法の開発とその活用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁、甲田茂樹、西田升三、熊谷信二
  • 学会等名: 第84回日本産業衛生学会
  • 発表場所: ニューピアホール
  • 年月日: 2011-05-18
• [学会発表] 労働安全衛生からみた抗がん剤曝露対策. (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁、甲田茂樹
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会 関東ブロック第40回学術大会
  • 発表場所: TOC有明コンベンションホール(招待講演)
  • 年月日: 2010-08-29
• [学会発表] ヒト血清中における有機フッ素化合物の一斉分析方法の検討 (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁、高木総吉、安達史恵、上堀美知子、清水武憲、園井一行
  • 学会等名: 第19回環境化学討論会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2010-06-22
• [学会発表] 大阪府内に勤務する人の血清中有機フッ素化合物について (2010)
  • 著者名/発表者名: 安達史恵、高木総吉、吉田仁、上堀美知子、清水武憲、園井一行
  • 学会等名: 第19回環境化学討論会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2010-06-22
• [学会発表] 大阪府内における水道水由来の有機フッ素化合物摂取量の推定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高木総吉、吉田仁、安達史恵、上堀美知子、清水武憲、園井一行
  • 学会等名: 第19回環境化学討論会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2010-06-22
• [学会発表] 大阪府域における有機フッ素化合物の環境実態調査 (2010)
  • 著者名/発表者名: 上堀美知子, 清水武憲, 園井一行, 大山浩司, 高木総吉, 吉田仁, 安達史恵
  • 学会等名: 第19回環境化学討論会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2010-06-22
• [学会発表] 医療現場における抗がん剤取り扱い方法と職場環境汚染との関連性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁、熊谷信二、甲田茂樹、西田升三
  • 学会等名: 第83回日本産業衛生学会
  • 発表場所: 福井フェニックスプラザ
  • 年月日: 2010-05-28
• [学会発表] 抗がん剤の管理-職業的曝露とその対策について (2010)
  • 著者名/発表者名: 吉田仁
  • 学会等名: 第83回日本産業衛生学会
  • 発表場所: 福井フェニックスプラザ(招待講演)
  • 年月日: 2010-05-26
• [備考] 吉田仁.病院内薬局における抗がん剤汚染と安全対策.大阪府立公衆衛生研究所メールマガジンかわら版@iph-第112号-2012年12月28日発行メルマガ
  • URL: http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/112-2.html
• [備考] 病院内薬局における抗がん剤汚染と安全対策
  • URL: http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/112-2.html
• [備考] 大阪府立公衆衛生研究所ホームページアドレス
  • URL: http://www.iph.pref.osaka.jp/