研究課題/領域番号 |
22590606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
苅田 香苗 杏林大学, 医学部, 准教授 (40224711)
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研究分担者 |
原田 まつ子 帝京短期大学, 教授 (60413077)
吉田 正雄 杏林大学, 医学部, 講師 (10296543)
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研究協力者 |
小風 暁 昭和大学, 医学部, 教授
松永 直美 杏林大学, 医学部, 実験助手
阿部 淑子 杏林大学, 医学部, 実験助手
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 味覚 / 食生活習慣 / ストレス / 気分・感情状態 / 生活環境 / 睡眠 / 味覚閾値 / 状態不安 / 飲酒 |
研究概要 |
味覚感度に影響を及ぼす食生活因子や特定の気分状態を調べる目的で、女子短大生127名を対象に、濾紙ディスク法により四基本味質(甘、塩、酸、苦味)の味覚識別閾値の判定検査を行った。摂取栄養素量と食生活習慣は自記式の食事頻度調査票により、気分・感情状態はPOMSの質問票により評価した。塩味と苦味に対する識別閾値は飲酒習慣のある者で高かったが、その他の味覚と栄養素摂取量、食生活習慣との間に関連性はなかった。正準相関分析の結果、POMSの5つの気分尺度のうち、疲労正準得点が四味覚閾値の総合特性値との相関性が強かった。各味質識別閾値の最頻値よりも平均閾値が高かった者を味覚低下群とし、多重ロジスティック回帰分析を行ったところ、酸味低下群の影響因子として鉄と亜鉛摂取量、POMSの疲労および敵意得点が選別された。多変量解析により偏食などの食生活因子と関連する可能性が酸味と苦味感度において示され、味覚低下傾向は疲労得点が高く敵意得点が低い場合に見られることが示唆された。
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