研究課題/領域番号 |
22590700
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高山 哲治 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10284994)
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研究分担者 |
岡村 誠介 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス 研究部, 助教 (30274210)
梶 雅子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス 研究部, 助教 (30518220)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 下部消化管学(小腸、大腸) / 大腸癌 / GST-π / RAF / JNK / K-ras / 大腸発癌 / MAP kinase |
研究概要 |
本研究では大腸癌においてK-ras変異により誘導されるGST-πの意義を検討した。まずK-ras野生型大腸細胞に変異K-ras遺伝子を導入したところ、いずれの細胞もGST-π発現が誘導され、RAF/MEK/ERKが活性化して細胞増殖が促進し、JNK, p53が抑制されてアポトーシスが抑制された。また、GST-πsiRNAを用いてGST-πknockdown細胞を樹立したところ、逆に細胞増殖能は低下し、アポトーシスが亢進した。抗RAF抗体及び抗JNK抗体を用いた免疫沈降では、GST-πがRAFやJNKと直接結合していることが示唆された。つまり、GST-πはRAFと結合することによりRAF/MEK/ERKを活性化して細胞増殖活性を亢進し、JNKと結合してp53などの発現を抑制してアポトーシスを抑制することが示唆された。
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