研究課題/領域番号 |
22590722
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 昭和大学 (2011-2012) 新潟大学 (2010) |
研究代表者 |
大越 章吾 昭和大学, 医学部, 講師 (70231199)
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研究分担者 |
松田 康伸 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40334669)
山際 訓 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10419327)
矢野 雅彦 昭和大学, 医学部, 助教 (70529693)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 肝臓学 / 肝癌 / インターフェロン / HBV / p21 / 細胞内局在 / 発がん抑制 / 分子機序 / IFNβ / 発癌予防 / DNA修復 / 肝細胞癌 / ウイルス発癌 / DNA修復機構 / HBx遺伝子 / ATM / トランスジェニックマウス |
研究概要 |
本研究は、臨床使用されているインターフェロン(IFN)のなかで、肝癌を最も強く予防できる可能性が明らかになってきたIFNβ(ベータ)の発癌防御機構を解析し、実効性の高い予防医療を確立することを目的とした。我々は代表的ながん抑制遺伝子であるyclin-dependent kinase(CDK) inhibitor(p21)の発現異常が、肝がん発症とその予防の鍵を握る遺伝子であることを明らかにした。更に我々は、IFN-βがp21の細胞内局在を核優位な局在に変化させることによって、本来の細胞増殖抑制作用を回復させて、肝発癌予防に関与することを見出した。(Liver International 2013, In press)。このように、本研究によって、B型肝炎ウイルスによってもたらされる肝細胞内でのp21の発現異常が,最終的に肝発癌を誘発する1つの機構であると考えられた.またIFN-βは,この様な分子機構の抑制によって発癌を予防することが示唆され,臨床応用への道筋が開かれたと考えられる。
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