研究課題/領域番号 |
22590750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 独立行政法人国立国際医療研究センター (2011-2012) 川崎医科大学 (2010) |
研究代表者 |
是永 匡紹 独立行政法人国立国際医療研究センター (70420536)
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研究分担者 |
日野 啓輔 川崎医科大学, 肝胆膵内科学, 教授 (80228741)
是永 圭子 国府台病院, 消化器・肝臓内科, 医師 (60420535)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 鉄過剰状態 / 肝発癌 / 酸化ストレス / MAVS / IFN / C型慢性肝炎 / Hepcidin / PolyIC |
研究概要 |
HCVの全長遺伝子を発現するtransgenic mouse(TgM)では、酸化ストレス亢進を誘導し、hepcidin発現低下により肝内鉄過剰を形成し、更なる鉄負荷によって肝発癌が促進する。一方、in vitroでは、HCVと鉄負荷が誘導する酸化ストレスによりHCV活性が抑制されることも明らかにした。酸化ストレスの関与と治療効果を明らかにするためPegIFN/RBV投与前,2,4,12週目に尿中8OHdGを測定し、EVR例(15例)とLVR例(10例)とで比較検討を行うとEVR例では、LVR例に比べてIFN投与開始2週目に有意な8OHdG上昇が確認された。鉄負荷長期モデルでは逆に、抗酸化剤投与によりミトコンドリア機能が改善しIFNβ産生が亢進することも明らかになり、IFN治療中に抗酸化作用があるUDCAなど投与を控えるべきであるが、HCV蛋白が肝内鉄過剰を誘導し、酸化ストレスを亢進させることでHCV増殖をcontrolしている可能性が考えられた。
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