研究課題/領域番号 |
22590892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
二宮 利治 九州大学, 大学病院, 助教 (30571765)
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研究分担者 |
清原 裕 九州大学, 医学研究院, 教授 (80161602)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腎臓学 / 心臓病 / 認知症 / シスタチンC / アルブミン尿 / 糸球体濾過値 / 動脈硬化 / 心血管病 / 総死亡 / 系球体濾過値 |
研究概要 |
一般住民を対象として血清シスタチンC値(sCysC)と動脈硬化性疾患との関係を検討した成績は未だ少ない。本研究では、2002年に福岡県久山町における循環器病健診を受診した40歳以上の久山町住民3,328人を対象とした疫学調査の成績を用いて、sCysCと動脈硬化性疾患との関連を検討した。まず、sCysCと末梢動脈疾患(PAD、足関節上腕血圧比<0.9)との関連を検討した。その結果、sCysCの上昇に伴いPADの有病率(無調整)直線的に増加した。しかし、多変量解析では、sCysCとPADの間に有意な関連を認めなかった。続いて、同対象者を平均7.1年追跡した調査の成績を用いて、sCysCと心血管病発症の関係を検討した。sCysCの上昇に伴い心血管病の発症率(無調整)は有意に上昇したが、この関係は多変量調整後に消失した。最後に、上記追跡調査において日本人用のsCysCにより推定された糸球体濾過値(eGFR-CysC)と心血管病発症の関係を検討したところ、多変量調整後もeGFR-CysCの低下は、心血管病発症や死亡の危険因子であった。
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