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骨髄腫の分子治療標的となるマイクロRNAの同定

研究課題

研究課題/領域番号 22591025
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関秋田大学

研究代表者

齊藤 宏文  秋田大学, 医学部, 助教 (00375239)

研究分担者 田川 博之  秋田大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (30373492)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2012年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード骨髄腫 / microRNA / マイクロRNA
研究概要

骨髄腫は形質細胞由来の腫瘍である。骨髄腫には多彩な遺伝子異常が存在するが、microRNAの異常も存在すると考えられる。microRNAはnoncodingの機能的RNAであり、蛋白翻訳制御をすることにより、腫瘍の病態に密接に関わっていると考えられる。我々は、骨髄腫細胞株と臨床検体を使用して、そのsidepopulationの細胞からRNAを抽出し、非SP細胞と発現比較を行った。するとmiR-181がSP細胞で発現が低下していた。miR-181はポリコーム遺伝子群であるEZH2の発現を制御していることから、その蛋白の発現量を比較してみたところSP細胞で発現が亢進していた。ちなみに、SP細胞はヘキスト33342で染色されない領域で、薬剤は移設能が強い領域であり、同領域には、がん幹細胞が多く含まれている。我々は、骨髄腫のSP領域が、自己複製能、細胞分化能、強い増腫瘍性を示すことを突き止めた。このことによりmiR-181のSPでの発現低下は骨髄腫に増腫瘍性に強く関わると考えている。現段階では、ルシフェラーゼアッセイを用いて、EZH2がmiR-181の直接標的であるかの検討を行っている。また、BZH2に効果のある治療薬を同定する試みも行っており、候補としてはオーロラキナーゼ阻害剤、プロテアソーム阻害剤などがあり、現在SPに対する効果を検討している。また、これらの薬剤がmiR-181にどのような効果を来すかも検討しているところである。さらには、多数の臨床検体でのSP細胞におけるmicroRNAの発現も、網羅的解析により明らかにしつつある。

報告書

(2件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The role of miR-150 in malignant lymphoma2011

    • 著者名/発表者名
      Waatanabe A, Tagawa H, Takahashi N, et al.
    • 雑誌名

      Leukemia

      巻: 25 号: 8 ページ: 1324-34

    • DOI

      10.1038/leu.2011.81

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2019-07-29  

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