研究課題
基盤研究(C)
喫煙は喘息の難治化因子として重要である。喫煙による酸化・窒素化ストレスが気道リモデリングの原因の一つと推定されている。本研究では、喫煙がステロイド療法を行っていても遷延する下気道炎症の危険因子となることを明らかにした。さらに、活性窒素種であるパーオキシナイトライトは気道リモデリングに関与するマトリックスメタロプロテアーゼの産生を亢進し、テオフィリンは線維芽細胞の NF-kB や HDAC を抑制する経路を介して組織リモデリングの進展を減弱させる効果があることを示した。
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