研究課題
基盤研究(C)
デングは熱帯地域の重要な公衆衛生学的な問題であり、その臨床的特徴である血小板減少の機序の詳細は不明である。我々はこれまでに、フィリピンにおいてにデングウイルス二次感染患者の血小板減少とex vivoの測定系による患者血小板の貪食クリアランスの亢進が有意に相関することを報告した(Honda S, et al. Am J Trop Med Hyg, 2009). 今回、我々はデング二次感染患者の急性期にフォスファチジルセリン認識経路を介した血小板アポトーシス貪食クリアランスが亢進することを明らかにした。本症の回復期には、トロンボポエチンによる血小板産生がこのアポトーシス血小板の貪食クリアランスを凌駕し、末梢血小板数の正常化に向かうと考えられた。
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http://www.biken.osaka-u.ac.jp/lab/CRID/index.html