研究課題
基盤研究(C)
今回の研究では、 仔ラット新生児低酸素性虚血性脳症モデルにおいて、虚血低酸素負荷 3 日後の虚血障害組織から強い増殖能を持つ神経幹細胞/神経前駆細胞が採取された。しかし虚血障害部位からの吸引による組織採取の結果、頭部 MRI 撮影により虚血障害部位の拡大傾向、 運動機能検査の悪化傾向が認められた。 そこで自己神経幹細胞移植から、 EGF及び FGF2 の脳室内投与により、SVZ 及び虚血障害部位内の神経幹細胞/神経前駆細胞の増殖賦活に方針を変更した。同法では低酸素虚血負荷 7 日後に SVZ、脳梁脳梁下縁、虚血障害部位周囲に BrdU 陽性細胞の増加を認めたが、ほとんどが DCX、GFAP 及び O4 の神経 3 系統の細胞マーカーとは 2 重染色されず、未分化な状態にあることが示唆された。
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