研究課題/領域番号 |
22591259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
大城 将也 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (40567880)
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研究分担者 |
鈴木 勝昭 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (00285040)
岩田 圭子 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 助教研究者番 (30415088)
立花 太郎 大阪市立大学, 工学研究科, 准教授 (80311752)
中村 和彦 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (80263911)
松崎 秀夫 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (00334970)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | うつ病 / セロトニン・トランスポーター / 治療抵抗性 / 中枢神経系 / In vivo cross-link 法 / In vivo cross-link法 |
研究概要 |
セロトニン・トランスポーター(SERT)機能の変化は治療抵抗性うつ病の病態に関与しているかもしれない。抗うつ薬である serotonin selective reuptake inhibitor (SSRI) は細胞膜表面にある SERT に作用するが、その機能は他のタンパク質との相互作用によって調節されている。本研究では治療抵抗性うつ病関連との関連を調べる目的で、Time-controlled transcardiac perfusion cross-linking 法(tcTPC 法:通称 In vivo cross-link 法)および Pull down 法により SERT に結合して SSRI のセロトニン神経への作用を阻害する原因タンパク質を検索した。Pull down 法で新しく見出された NSF(N-ethylmaleimidesensitive factor)は、HEC293細胞でノックダウン実験を行った結果、細胞膜上の SERT の発現と機能に影響があると確認された。SERT を抗原とする高力価抗体による In vivo cross-link 法で得られた 85 種類の候補タンパク質から、ショットガン解析によりスコアおよび分子の機能などを参考に 14 分子が絞りこまれた。NSF および syntaxin 1A を加えて 16 分子のセロトニン神経での発現を確認するため、マウス脳縫線核由来の primary culture neuron の作製を行い、全分子の発現をこの神経細胞で確認した。治療抵抗性うつ病との関連を見るための評価は、研究費の交付期間内には行われなかった。
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