研究課題
基盤研究(C)
アルコール依存症者において脳萎縮と認知機能障害が認められるが、断酒後には脳萎縮は一定の回復(脳容積の増加) や認知機能の改善をみる。一方、脳由来神経栄養因子(BDNF)は神経細胞の生存・成長やシナプスの機能など神経細胞の成長を調整する成長因子であり神経保護作用を持つとされ、それをコードする遺伝子の多型は統合失調症、感情障害をはじめ多くの精神神経疾患への関与が示されている。本研究では、BDNF の持つ神経保護作用に着目し、「アルコール依存症者に見られる脳萎縮や認知機能障害、さらに断酒による脳萎縮・認知機能障害の回復にBDNF の遺伝子多型が関与している」という仮説を検証した。得られた結果は、この仮説を支持するものではなかったが、今後、更に例数を増やし、再検討することが必要と考えられる。
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