研究課題
基盤研究(C)
本研究では海馬苔状細胞特異的NMDA受容体欠損マウスを用いて組織学的、行動学的研究を行った。行動面では不安関連行動の増加や、刺激に対する認知や情動の反応異常を認め、組織学的には歯状回での神経新生の低下が有意であった。以上の結果から、海馬苔状細胞NMDA受容体欠損が歯状回顆粒細胞下層の神経新生を抑制することで情動の異常を呈すると考えられ、情動に関する精神症状の発症機序の一端が明らかになった。
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Front Neural Circuits
巻: 7:14 ページ: 1-10
10.3389/fncir.2013.00014
分子精神医学
巻: 12 ページ: 68-73