T2*補正水脂肪分離 MR 画像による慢性肝疾患の評価:鉄と脂肪の定量とその臨床応用

• 研究課題/領域番号: 22591359
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 放射線科学
• 研究機関: 福岡大学
• 研究代表者: 吉満 研吾 福岡大学, 医学部, 教授 (20274467)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 慢性肝疾患 / 脂肪 / 鉄 / 定量 / MRI / 肝臓 / 3次元撮像 / 発癌 / 黄色肉芽腫

研究概要

慢性肝疾患の大部分を占めるC型肝炎、非アルコール性脂肪肝炎、アルコール性脂肪肝炎においては脂質の沈着と同時に鉄沈着も、所謂reactiveoxygenspieces(ROS)としてその確立に重要な役割を果たす事が知られている。従来のMR手法では脂肪、鉄両者を分離して正確に定量評価することは困難であった。我々は、この問題を解決するためまず2D法(mFFE法)を開発し、実臨床で検証したうえで、その発展型である3D法(mDIXON法)をも開発し、2D法の弱点であった低空間分解能を克服し、臨床例でその有用性を確かめることに成功した。

研究成果

• [雑誌論文] MRIによるチャレンジ・ポテンシャル脂肪・鉄沈着定量MRI:T2*およびT1補正を加味した新シーケンスの有用性。 (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉満研吾
  • 雑誌名: INNERVISION 巻: 5 ページ: 34-37
• [雑誌論文] びまん性肝疾患の画像診断:Update2012。MRIによる脂肪鉄沈着の評価(T2*法) (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉満研吾
  • 雑誌名: 臨床画像 巻: 28(12) ページ: 1434-1442
• [雑誌論文] MRIによる脂肪鉄沈着の評価 （T2＊法の応用） (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉満 研吾
  • 雑誌名: 臨床画像 巻: 28(12) ページ: 1434-1442
• [雑誌論文] MRIによるチャレンジ・ポテンシャル4.脂肪・鉄沈着定量MRI (2012)
  • 著者名/発表者名: 吉満研吾
  • 雑誌名: InnerVision 巻: 27-5 ページ: 34-37
• [学会発表] R2* change of the liver after gadoxetate administration correlates with liverfunction reserve: application of IDEAL IQ at 3.0 T. (2013)
  • 著者名/発表者名: Yoshimitsu K
  • 学会等名: ECR
  • 発表場所: Wienna(Austria)
• [学会発表] Fat Fraction Measurement Using multiecho-FFE with T2* correction and little T1 dependence : experience in Chronic Liver Disease Patients before and after Gd-EOB-DTPA Enhancement. (2010)
  • 著者名/発表者名: Yoshimitsu K
  • 学会等名: ISMRM 2010
  • 発表場所: Stockholm, Sweden
  • 年月日: 2010-05-27
• [学会発表] Fat Fraction Measurement Using multiecho-FFE with T2* correction and little T1 dependence : experience in Chronic Liver Disease Patients before and after Gd-EOB-DTPA Enhancement. (2010)
  • 著者名/発表者名: Kengo Yoshimitsu
  • 学会等名: ISMRM 2010 Stockholm
  • 発表場所: Stockholm, Sweden.
  • 年月日: 2010-05-03