研究課題/領域番号 |
22591408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
郡谷 篤史 九州大学, 大学病院, 特任助教 (50364154)
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研究分担者 |
前原 喜彦 九州大学, 医学研究院, 教授 (80165662)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 血管外科学 / 動脈硬化 / 老化 / 活性酸素 / 細胞周期 / 平滑筋細胞 / 内皮細胞 / 血管 |
研究概要 |
細胞周期関連遺伝子 BubR1(Budding uninhibited by benimidazole)の発現を低下させたマウスでは、早期に平滑筋細胞の減少や活性酸素の産生増加といった老化関連の血管異常を認めているが、本研究において、我々はヒト血管平滑筋細胞において老化と酸化ストレスが BubR1 発現に及ぼす影響を検証した。ヒト大動脈平滑筋細胞(hAoSMC) を用い、細胞増殖能及び、 Angiotensin II(AngII)や H2O2 で刺激した際の BubR1 発現を検討した。hAoSMC において、細胞増殖能は若年群と比較し老年群で有意に低く、AngII や H2O2 刺激は BubR1 発現を増加させ、BubR1 発現の増加は p38 MAPK 阻害剤や NADH/NADPH オキシダーゼ阻害剤により相殺された。また siRNA を用いて BubR1 発現を抑制することによって、細胞増殖能は低下し、ROS 産生は増加した。以上より、老化に関連した BubR1 遺伝子発現の低下により活性酸素に対する反応障害を認め、ヒト大動脈平滑筋細胞の増殖能の低下が起こりうることが示唆された。
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