研究課題/領域番号 |
22591445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
中野 正吾 愛知医科大学, 医学部, 教授 (20351108)
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研究分担者 |
藤井 公人 愛知医科大学, 医学部, 講師 (00524331)
吉田 美和 愛知医科大学, 医学部, 助教 (30556098)
高阪 絢子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (50440748)
福富 隆志 愛知医科大学, 医学部, 教授 (30165302)
石口 恒男 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70115525)
萬谷 京子 愛知医科大学, 医学部, 講師 (90297359)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2012年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 乳癌 / MRI / US / RVS / 生検 / 超音波 / 画像融合技術 / 乳腺画像診断 / 磁気ナビゲーション |
研究概要 |
Real-time Virtual Sonography(RVS)は磁気ナビゲーションシステムを用いて、超音波施行中に探触子走査面に一致したMRI画像情報をリアルタイムに表示することができる画像診断装置である。我が国で開発された革新的画像融合技術であり、愛知医科大学では2005年よりRVSを導入し乳腺画像診断への応用開発を行っている。我々はこれまでに初期使用経験として乳腺画像診断におけるRVSの有用性について報告している(Nakano,et al.Jpn J Clinic Oncol 2009)。本研究においては、RVSによる乳癌画像診断法の確立をめざすための基礎研究において(1)乳腺画像診断におけるRVSの磁気位置センサーユニットの位置誤差、(2)RVSを使ったsecond-lookUSにおけるのMRI-detectedlesionの検出率について検討を行った。乳腺MRI造影病変検出における超音波画像とMulti-Planar-Reconstruction(MPR)画像との位置ずれは、3次元方向においてそれぞれ7.7、6.9、2.8mmであり、3次元誤差は12.0mmであった(Nakano,et al.Ultrasound Med Biol 2012)。Second-lookUSにおけるMRI-detected lesionの検出率は超音波単独では27%であったが、RVS併用により90%まで改善した(p=0.001)(Nakano,et al.Breast Cancer Res Treat 2012)。RVSを用いることで術者の技量にかかわりなく再現性をもってMRI造影病変近傍に超音波探触子を誘導することが可能であった。RVSはCTとの組み合わせや時相の異なる超音波画像情報の比較などへも応用可能な新技術であり、乳腺画像診断のあらたなモダリティとなることが期待される。
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