研究課題/領域番号 |
22591452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
水上 佳樹 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 医学研究員 (70530111)
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研究分担者 |
河野 浩二 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (40283204)
河口 賀彦 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教 (80402048)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 胃十二指腸外科学 / 癌免疫療法 / 胃癌 / Th17 / Treg / Foxp3 / 癌ワクチン療法 / 癌微小環境 / IL-17 / 制御性T細胞 / アポトーシス / 酸化ストレス / ノックアウトマウス / Th17細胞 / Th1 / Th2 |
研究概要 |
胃癌患者において癌周囲に浸潤するリンパ球(以下, TIL)中の Th17陽性細胞は非癌部と比較して有意に陽性率が高く, その傾向は進行病変より早期病変において著明であった。 このことから, 癌発生の初期段階においては Th17 という IL-17 を有意に分泌するリンパ球の比率が高いことが判明し(Maruyama T. Cancer Sci 2010;101:1947-54.), 局所病変が進行する過程で Th17 の役割が相対的に寡少となることが示唆された。 免疫反応の初期段階において Th17 細胞は各種(正・負の反応は別として)免疫反応のいわゆるアクセレーション(賦活化)を担っている可能性が示唆された。 逆に, 癌微少環境における癌にとって有利な環境がひとたび整う(進行病変の方が早期病変に比し Treg の集積比率が高い)と, Th17 細胞の担う役割は寡少となる可能性が示唆された。
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