研究分担者 |
永野 浩昭 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10294050)
江口 英利 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90542118)
瀧内 大輔 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 医員 (30571351)
山田 大作 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 医員 (60571396)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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研究概要 |
膵癌における膵内分泌系 progenitor gene と膵癌幹細胞マーカーの発現について検討した。術前放射線化学療法を施行した症例では, CD44 陽性を示す癌細胞が多く存在し, Pdx1 陽性のものは,周囲への浸潤傾向が乏しかった。 Pdx1 と CD44 の発現に相関は認めなかったが,Pdx1 陰性かつ CD44 陽性の症例では,無再発生存率,全生存率ともに不良であった。膵癌において Pdx1 の発現は直接的な悪性度を示唆する因子ではなかったが, Pdx1 発現を認めず,さらに膵癌幹細胞マーカーを発現している症例では,悪性度が高い可能性が示唆された。すなわち,Pdx1 などの内分泌系 Progeniter Gene を遺伝子導入することで,膵癌の悪性度を低下させる可能性があると考えられた。
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