研究課題/領域番号 |
22591531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
石渡 俊行 日本医科大学, 医学部, 准教授 (90203041)
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連携研究者 |
内藤 善哉 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20237184)
松田 陽子 日本医科大学, 医学部, 講師 (20363187)
山本 哲志 日本医科大学, 医学部, 助教 (20453920)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | FGFR-2 IIIc / ESRP1 / siRNA / 癌幹細胞 / 選択的スプライシング / 線維芽細胞増殖 / 因子受容体 / 線維芽細胞増殖因子受容体 / FGFR2IIIc / 細胞増殖因子受容体 / FGFR2 IIIc / ESRP-1 |
研究概要 |
線維芽細胞増殖因子受容体2IIIc(FGFR-2IIIc)は、ヒト膵臓癌症例の約70%に発現しており、FGFR-2IIIc陽性症例は術後の肝転移再発までの期間の短縮を認めた。FGFR-2IIIc遺伝子発現ベクターを遺伝子導入した膵臓癌培養細胞は、細胞増殖能の亢進と、皮下移植および同所移植腫瘍の体積の増大が見られた。FGFR-2IIIcに対するポリクローナル抗体を作成し、膵臓癌培養細胞に投与したところ、細胞増殖能と遊走能が抑制された(Ishiwata,Am J Pathol,2012)。FGFR-2の別のアイソフォームであるFGFR-2IIIbへのスプライシングを促進させるepithelial splicing regulatory protein(ESRP)1を遺伝子導入すると、膵臓癌の転移が抑制された。以上より、膵臓癌のFGFR-2IIIcの発現制御は、膵臓癌の治療標的となると考えられた。
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