研究課題/領域番号 |
22591534
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
秋山 正年 東北大学, 病院, 講師 (80526450)
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研究分担者 |
山家 智之 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (70241578)
渋谷 拓見 東北大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (10526453)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 心不全 / 僧帽弁閉鎖不全 / 低侵襲手術 / 人工心筋 / 心臓外科 / 循環器・高血圧 / 補助循環 |
研究概要 |
先行研究である正常心に対する人工心筋補助効果に従い、同様の方法で心不全心に人工心筋を適用したが、心不全心に対する補助効果は不十分だった。当初は慢性実験としてスケジュールされていた本研究だが、正常心と心不全心とでは左室形態が異なることから、心不全の場合は従来とは異なる人工心筋の巻き方で補助効果を確認する急性実験となった。心不全心モデルを用いたMock回路で最も補助効果が高くなる人工心筋配置を決定した後、犬高頻度ペーシング心不全モデルに対する急性実験を行った。その結果左心機能の収縮性の指標を示すEmaxの上昇、及び左室拡張およびGeometryの変化に伴い生じた機能的僧帽弁閉鎖不全の軽減を認めた。以上のことから、楕円形である正常心と球形である心不全心とでは人工心筋の補助効果に相違があること、また適切に配置することにより心収縮力改善、機能的僧帽弁閉鎖不全の軽減に寄与する可能性が示唆された。今後慢性実験による人工心筋の有用性、耐久性、並びに安全性について証明する必要がある。
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