研究課題/領域番号 |
22591537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
齋藤 綾 (斎籐 綾) 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10431868)
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研究分担者 |
本村 昇 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40332580)
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連携研究者 |
野口 雅久 東京薬科大学, 薬学部, 準教授
垣見 和宏 東京大学, 医学部附属病院, 特任準教授
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 心臓血管外科学 / MRSA / 心増大血管外科学 |
研究概要 |
以前の研究から、同種血管移植後(新鮮グラフト)には移植片が免疫応答に関連するIDOを介した抗感染能を取得している可能性が示唆されてきた。本研究では、同種移植後の移植片として新鮮グラフトのみならず凍結保存後のグラフトにおいてもMRSAの増殖を抑制する機能を獲得しており移植片局所における特異的炎症反応の存在(Tcellresponse、IFNγ・TNFαの遺伝子発現)を確認した。更に、同種移植時に発現するIFNγの刺激により抗感染性に関与すると考えられるtryptophan代謝酵素IDO(indoleamine2,3-deoxygenase)についても凍結保存グラフトで遺伝子・蛋白レベルで発現していることが確認できた。これらにより、同種移植後IFNγの刺激により移植片に発現したIDOが移植片のもつ抗感染性メカニズムがグラフトの凍結保存加工を経た後も期待できる効果であることが実証された。臨床的に観察されてきた同種凍結保存心臓弁・血管組織(所謂「ホモグラフト」)のMRSA抗感染性が科学的実証できたと考えられた。
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