研究課題/領域番号 |
22591548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
斎川 仁子 (齊川 仁子) 琉球大学, 大学院・医学研究科, 助教 (20404569)
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研究分担者 |
垣花 学 琉球大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (20274897)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 硫化水素 / 遅発性対麻痺 / 脊髄虚血 / アポトーシス / 遅発性麻痺 / エピジェネティクス / 神経変性 / 虚血性脊髄障害 / 対麻痺 / ヒストン脱アセチル化酵素 / 脊髄運動神経細胞 |
研究概要 |
マウス大動脈遮断モデルを用いヒストン脱アセチル化酵素阻害薬(HDAC)による虚血性脊髄障害への効果について、HDAC投与の時期を変化させ検討した。全身麻酔下に大動脈弓部を5分間遮断し脊髄虚血モデルを作成した。HDAC法は、虚血7日前(HDAC7群)、3日前(HDAC3群)、前日(HDAC1群)にHDACを腹腔内投与した。非治療群(C群)はDMSOを腹腔内投与とした。その結果、C群では10匹中10匹が48時間後に遅発性対麻痺を発症したが、HDAC7群およびHDAC3群では8匹中8匹で対麻痺を認めた。HDCA1群では8匹中7匹で対麻痺を来し、1匹は再灌流後死亡した。病理組織学的検討では、HDAC群では虚血後48時間目に脊髄前角に空砲を伴う運動神経細胞損傷が認められた。さらに、活性型カスパーゼ3に対する免疫染色では、両群で虚血後30時間目から脊髄運動神経細胞が活性型カスパーゼ3陽性となり、アポトーシスの指標であるTUNNEL染色でも陽性であった。さらに対麻痺脊髄において、グリア細胞(活性型マイクログリア、活性型アストロサイト)の集積が認められた。一連の研究結果では、HDACを腹腔内投与させたが運動機能、病理組織にその予後を改善することは認められなかった。また、活性型カスパーゼ3発現も抑制されていないことから、今回の投与方法ではHDACによる神経細胞アポトーシスを抑制する可能性は少ないと考えられた。
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