研究課題/領域番号 |
22591652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
西田 英司 金沢大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50569374)
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研究分担者 |
武内 章彦 金沢大学, 医学系研究科, 特任助教 (70512218)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 凍結免疫 / 樹状細胞 / 免疫活性 / 骨肉腫 |
研究概要 |
液体窒素処理とマウス樹状細胞投与群を作成し凍結免疫の活性化を証明 C3Hマウスに対しマウス骨肉腫細胞LM8(1×10^6cells)を皮下に投与したのち、2週間後に治療を5群に分けて行った(1:腫瘍切除群、2:腫瘍切除+樹状細胞投与群、3:腫瘍切除+液体窒素処理組織移植群、4:腫瘍切除+液体窒素処理組織移植+樹状細胞投与群、5:腫瘍切除+液体窒素処理組織移植+腫瘍特異的樹状細胞投与群)。液体窒素処理は腫瘍組織を-196度の液体窒素内で20分間処理したのちに同一マウスの皮下に移植した。治療後4週目に安楽死させ、血清IFN-γ、IL-4を測定した。液体窒素処理組織移植+腫瘍特異的樹状細胞投与群(157pg/ml)が最も上昇をみとめ、次いで液体窒素処理組織移植+樹状細胞投与群(119pg/ml)、液体窒素処理移植群(37pg/ml)であり、液体窒素処理組織移植+腫瘍特異的樹状細胞投与群が他の群に比べ有意に上昇を認めた。また、IL-4は液体窒素処理組織移植+腫瘍特異的樹状細胞投与群(13pg/ml)で最も低値で、腫瘍切除群(45pg/ml)が最も高値であり、両群間に有意なさを認めた。また、肺転移の面積を各群で測定すると、液体窒素処理組織移植+腫瘍特異的樹状細胞投与群(5.4mm^2)で最も少なく、他の群に比べて優位に肺転移の抑制を認めた。一方腫瘍切除群(24.2mm^2)が最も多かった。このことから凍結組織による腫瘍抗原の増大(凍結免疫)と抗原提示細胞の樹状細胞を併用することで生体内の細胞性免疫の活性と液性免疫の抑制を証明した。さらに凍結免疫に樹状細胞投与による細胞性免疫の活性が肺転移の抑制を引き起こすことも証明した。 ヒト樹状細胞の作成と腫瘍抗原感作による成熟度の測定 臨床応用を目指してヒト単核球よりGM-CSF、IL-4を加えた培養で6日間培養したのち、腫瘍抗原を感作させフローサイトメトリーで測定して成熟した樹状細胞を確認した。今後この樹状細胞の毒性がないことをヌードマウスに投与して確認するとともに、臨床試験を行う。
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