研究課題/領域番号 |
22591699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
森本 裕二 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00250457)
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研究分担者 |
橘 かおり 北海道大学, 病院, 医員 (50374468)
敦賀 健吉 北海道大学, 病院, 助教 (50399896)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 麻酔薬 / 神経毒性 / 幼弱期 / 高二酸化炭素血症 / 幼弱脳 / 麻醉薬 |
研究概要 |
新生児期の低酸素性高二酸化炭素血症が、成長後の学習能力に関してどのような影響を与えるかを調査するために、ラットを用い成長後の海馬機能を検討した。生後7の日目新生児ラットを、高濃度二酸化炭素(CO2;13%)に、2または4時間暴露した。生後10週間目でのモリス水迷路テストで、CO2へ暴露されたラットは学習習得能力が低下した。海馬CA1領域におけるシナプスの長期可塑性(long-termpotentiation)形成は抑制された。一方、短期可塑性(paired-pulseresponses)の反応は増強した。新生児期の低酸素性高二酸化炭素血症は、成長後の海馬シナプス可塑性障害を来たし、それが学習障害の一因となっている可能性が示された。
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