研究課題
基盤研究(C)
冷温刺激装置によって、手掌部の皮膚温度を下げていき、痛み感覚が生じたときの皮膚温度と熱の移動速度(熱流束)の関係について検討した。健常成人32名(男性16名,女性16名,平均年齢24.8±5.2歳)を対象に,熱流束方式温冷覚閾値計を用いて,非利き手掌部の痛覚を評価した。冷却温度を一定とした場合、ペルチエ素子と皮膚との間に生じる熱流束が大きいほど高い皮膚温度で痛み感覚が引き起こされた。このことから熱流束が大きければ皮膚温度の変化が小さくとも痛み感覚を引きおこす可能性を示した。
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