研究課題
基盤研究(C)
消化管においてペースメーカー活動を担うといわれている間質性細胞について、膀胱での形態及び生理機能を検討した。間質性細胞は膀胱内では、筋層間に孤立するように散在していた。モルモットを用いた過活動膀胱モデルの膀胱では、自発活動電位の起源と思われるスポット数の増加は認められなかったが、その発生する電位の振幅がコントロール下でも、ムスカリン受容体やプリン受容体の刺激下でも大きくなっていた。チロシンキナーゼ阻害剤であるソラフェニブ、周期性の振幅の伝搬の電気的役割を果たすギャップジャンクションの阻害剤であるメフロキン、またRhoキナーゼ阻害剤であるファスジルいずれの試薬とも、アゴニスト刺激による持続性と振幅性の収縮において、より振幅性の収縮を抑制することがわかった。以上のことより、間質性細胞に焦点をおいた下部尿路機能障害の新たな治療戦略の可能性を示すことができた。
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