研究課題/領域番号 |
22591886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
村上 信五 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80157750)
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研究分担者 |
濱島 有喜 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (30343403)
飛田 秀樹 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00305525)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 耳科学 / 顔面神経麻痺 / Rho / 塩酸ファスジル |
研究概要 |
肝細胞増殖因子(HGF)が中枢神経の回復を促進することが報告されているが、末梢神経に対する作用は不明である。顔面神経圧挫モデルマウスを用い、非増殖型単純ヘルペスウイルスベクターを用いて HGF を遺伝子導入したところ、顔面神経の麻痺回復が促進された。臨床的、電気生理学的、組織学的に麻痺の回復を示すとともに、免疫染色により神経内に遺伝子導入細胞が認められたことを示した。また、Bell 麻痺患者の中に、糖尿病との合併がしばしば認められる。ストレプトゾトシンにより膵島を破壊した糖尿病モデルマウスに HSV-1 を外耳に感染させたところ、STZ 非投与のマウスに比べて顔面神経麻痺の罹患頻度、麻痺の程度、死亡率が上昇した。また、電気生理学的に、組織学的にも STZ 非投与のマウスに比べて、神経変性の程度が悪化していた。糖尿病の状態にすることにより、HSV による顔面神経麻痺の状態が悪化することが認められた。
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