研究課題/領域番号 |
22591909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安達 一雄 九州大学, 大学病院, 助教 (90380386)
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研究分担者 |
梅崎 俊郎 九州大学, 大学病院, 講師 (80223600)
澤津橋 基広 (澤津橋 基弘) 九州大学, 大学病院, 助教 (20315203)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 喉頭粘膜感覚 / 中枢投射 / 脳磁図(MEG) / 再現性 / 脳磁図(MEG) / M60 / M100 / 咽喉頭の知覚 / MEG / 等価電流双極子 |
研究概要 |
口腔、咽頭、喉頭の感覚情報の中枢への投射は、安全な嚥下を担保する上で大変重要である。咽頭や喉頭の機能についての皮質活動が神経イメージングの技法で示された報告はあるが、喉頭領域から大脳皮質領域への感覚情報の中枢投射については解明されていない。この研究の目的は、空気による喉頭粘膜の触圧覚刺激によって誘発される大脳皮質活動を脳磁図(magnetoencephalography; MEG)を用いて記録することが目的である。12 人の正常ボランティアに、喉頭への空気刺激に反応した嚥下や検査中の体動を抑制するトレーニングを実施した。最小ノルム法(minimum norm estimates: MNE)を用いて喉頭粘膜触圧覚刺激時の脳磁場活動(laryngeal somatosensory evoked fields:LSEFs)の発生部位を同定した。10例において再現性のある左半球の誘発磁場活動が約100msの潜時に記録できた。活動のピークは、一次感覚野(S1)の尾側外側に同定された。我々の結果は、個人間や被験者間において再現性のあるLSEFsを同定できる可能性があることを証明した。この研究成果によって、「喉頭の感覚情報の体性成分はS1の尾側外側に投射する」という研究仮説の解明に新たな研究方法を提案できた。
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