研究課題/領域番号 |
22592062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
三嶋 行雄 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (30142029)
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研究分担者 |
小幡 美貴 新潟大学, 医学部, 教務職員 (00420307)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 過剰歯形成 / 腸管組織の肥厚 / 転写因子Bcl11b/BCL11B / p^53 / Mdm2/HDM2 / シグナル伝達 / がん抑制遺伝子 / Bcl11b / p53 / Mdm2/HDM2 / 発現制御 / がん抑制因子 / Mdm2 / Lucレポーターアッセイ / Bck11b / p27遺伝子 / p57遺伝子 / βカテニン / 転写制御 / 腸管組織肥厚 |
研究概要 |
Bcl11b/BCL11Bはハプロ不全ながん抑制因子として働くC_2H_2型亜鉛フィンガードメインをもつ転写因子である。ヒトT細胞リンパ芽球性急性白血病(T-ALL)やそのマウスモデルである胸腺リンパ腫で、BCL11B/Bcl11bに点変異や欠失が同定されている。p^53経路は細胞増殖の制御やゲノムの安定性に寄与していることが知られていることから、BCL11Bがp^53の分解に関与するHDM2を含むp^53シグナル経路に働くのではないかと考え解析を行った。その結果、BCL11BはHDM2-P2プロモーター領域に結合し、HDM2遺伝子発現をp^53依存的に抑制することが明らかとなった。このことは、BCL11Bがp53-HDM2フィードバックループの制御に関与することを示唆し、BCL11B/Bcl11bの変異がT-ALLの発症やヘテロ型変異マウス(S826G/KO)での歯の形成異常や腸管クリプト組織肥厚の発症メカニズムの一因であることが示唆された。
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