研究課題/領域番号 |
22592081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
安田 元昭 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (90239765)
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研究分担者 |
東野 史裕 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (50301891)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 実験腫瘍学 / 自然免疫 / アデノウイルス / NF-kB / ARE / 口腔発がん / 炎症 / がん抑制遺伝子 |
研究概要 |
ヒト遺伝子発現において,3'UTR中にAUUUA配列を有するいわゆるARE-mRNAはRNAの半減期が厳密に制御されていることが知られている。我々は種々のARE-mRNAの中でHIF-1αの3'UTRが、他のc-myc,c-fosなどのARE-mRNAとは異なった制御を受けている可能性を見出した。同じ乳がん細胞株でもMCF7に比較して悪性度が高いとされるMDA-MB-453では特にHIF-1αの3'UTRを介したRNA安定化が亢進しており、これには悪性度と相関していると考えられた。また、一部の口腔がん細胞においても同様の現象が確認された。HIF-1αのmRNAが安定化し、タンパク質発現が亢進することにより血管誘導・浸潤能亢進・上皮間葉移行などの悪性化につながるシグナル伝達が正に制御されていることが示唆された。
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