| 研究概要 |
膜性骨の骨欠損再生に低出力超音波パルス(low-intensity pulsed ultrasound:LIPUS)刺激を応用した。ラット頭頂骨骨欠損を作製し,LIPUS刺激の骨再生に及ぼす影響を検討した。ラット頭頂骨に自然閉鎖可能な非臨界骨欠損と自然閉鎖不可能な臨界骨欠損を作製し,LIPUS刺激を加え,骨再生の動態をマイクロCTおよび組織学的に観察した。その結果,LIPUS刺激は,頭蓋冠の膜性骨に作製した非臨界骨欠損における骨再生を有意に促進させることが示された。また,臨界骨欠損の骨再生においては,チタン製メンブレンを併用することによって,GBR法とLIPUS刺激との併用が有効なことが示唆された。
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