研究課題/領域番号 |
22592236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
瀬上 夏樹 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40148721)
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研究分担者 |
金山 景錫 金沢医科大学, 医学部, 講師 (50329380)
本庄 美穂 金沢医科大学, 医学部, 助教 (70424900)
小野 徹 金沢医科大学, 医学部, 助教 (60297968)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 顎関節症 / 細菌感染 / 滑液 / 遺伝子解析 |
研究概要 |
顎関節症患者からの採取試料(滑液および滑膜組織)を対象とした幅広い生化学的研究(滑液微量解析および免疫組織化学的解析:蛋白、炎症性サイトカイン、発痛物質、造骨破骨物質)の一環研究として下記について遂行した。40例の患者滑液を希釈回収しPCR法による細菌DNA研究を開始したが、20関節(64.5%)において11種の細菌を検出し、とくに90%の変形性顎関節症患者で細菌が検出同定され、45歳以上の高齢者に多く同定される傾向を示した。また、滑液中蛋白およびサイトカイン濃度との正の相関が得られた。細菌陽性群と陰性群の滑液中サイトカインおよび蛋白を測定し比較検討したところ、細菌陽性群では、蛋白およびサイトカイン濃度が有意に高値であった。化膿性顎関節炎が示唆された3例では、菌検査が陰性であったがDNA解析では炎症性サイトカインの著明上昇とともに細菌陽性が確認されたことから、通法の菌検査では同定困難なレベルの感染が顎関節症の増悪因子として存在することが示唆された。
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