研究課題/領域番号 |
22592257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森本 佳成 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (00264870)
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研究分担者 |
工藤 千穂 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (20533110)
丹羽 均 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30218250)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 歯科麻酔学 / 片頭痛 / 三叉神経系 / 慢性口腔顔面痛 / 眼窩下神経結紮 / カプサイシン / pERK / 口腔顔面痛 / Cortical Spreading Depression / 慢性痛 / 脳・神経 |
研究概要 |
慢性口腔顔面痛ラットモデルとして右側眼窩下神経結紮(IoN-CCI)モデル(神経障害性疼痛モデル)の確立を行った。結紮3週間後に脳硬膜にカプサイシンを投与して片頭痛モデルを作成し、投与4分後の三叉神経脊髄路核におけるERKのリン酸化(pERK)を免疫組織化学的手法にて確認した。その結果、ION-CCIモデルラットにカプサイシン処置を行った群では、右側のObexから1440μm尾側にかけて、抗pERK抗体陽性細胞数がカプサイシン処置のみの群に比べて有意に増加した。硬膜へのカプサイシン刺激により活性化された三叉神経第1枝により誘発されるpERK発現に三叉神経第2枝感作が影響を与えることが示唆された。これらの結果より、口腔顔面領域の慢性疼痛疾患の存在は片頭痛の増悪因子になり得る可能性が考えられた。
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