研究課題/領域番号 |
22592367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
酒井 明子 福井大学, 医学部, 教授 (30303366)
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研究分担者 |
磯見 智恵 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (40334841)
繁田 里美 福井大学, 医学部, 准教授 (20446165)
月田 佳寿美 福井大学, 医学部, 准教授 (50303368)
麻生 佳愛 福井大学, 医学部, 講師 (80362036)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 災害 / 災害看護 / 心理 / 被災者 / 支援者 / 災害初期 / 災害中長期 / 心理的支援 |
研究概要 |
本研究は、国内および国外における災害直後の危機的状況から災害復興期にある人々の心理的ニーズを検証し、被災地域および被災住民と協働して、より実際的で有効な心理的支援の在り方を明らかにすることを目的としている。対象者は、東日本大震災で被災し、現在仮設住宅で生活する被災者のうち、研究参加に協力の得られた高齢者 10 名程度とした。災害(東日本大震災) 発生直後の被害の程度や災害発生時に抱いた無力感の継続や災害発生後の長期に渡る生活上のストレスが人々に及ぼす心理的変化を明らかにするため、 面接内容は年齢、家族構成、被害状況、仮設住宅での生活状況、災害発生時からの心理的変化の経緯等とし、災害発生直後の思いを表現する際に対象者に心理的変化のラインを描いてもらった。東日本大震災発生直後から復興期の被災者の心理的変化を調査した結果、心理的変化に影響する要因として、家族の死や家屋の倒壊状況、生活環境によるストレス、疾病の変化、人間関係などの関与が明らかとなった。以上の結果から、心理的変化の特徴を捉え、適切な時期に予測的に介入することの必要性、生活ストレス、社会的ストレスなどの多くの要因に対する生活支援への必要性および地域住民との協働による被災者の自立に向けた心理的介入の必要性が示唆された。
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