研究概要 |
慢性疾患をもつ幼児が自分の身体状況について"わかる"という現象について,子どもの立場から質的に明らかにすることを目的に,腎疾患の幼児5例,アレルギー性疾患の幼児6例を対象に参与観察を行った。幼児は,症状がない場合は生活を遊ぶことに費やしているが, 遊び中に以前とは違う身体の異変に気づき, 家族に伝えることができていた。医療者より対処を受けるが,その間も遊びの欲求が持続,または増強する場面もみられた。看護師の介入により,両方とも満たす関わりができていると,幼児は落ち着いて症状の緩和への行動をとることができていた。
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