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職務経験を糧とした若手勤労者の心理社会的成熟過程とレジリエンスの向上に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592554
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関札幌市立大学

研究代表者

新納 美美  札幌市立大学, 看護学部, 講師 (60323359)

研究分担者 保田 玲子  札幌市立大学, 看護学部, 講師 (00382507)
高室 典子  札幌大谷大学短期大学部, 保育科, 講師 (60433132)
研究期間 (年度) 2010 – 2013
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード若手勤労者 / レジリエンス / 心理社会的発達 / 精神保健 / 職務体験 / 学習
研究概要

本研究の目的は、若手勤労者が入職後の日常的な職務経験によって学ぶことと、心理社会的な成熟およびレジリエンスの向上との関連を探索することを目的としている。今年度は、その準備として、特に若手勤労者に関するレジリエンス研究のレビューと、調査方法・内容の検討、対象者の検討を重点的に行った。
文献レビューでは、レジリエンス研究を実施している近接領域の論文を検討した。最も多かったのは、小児期・青年期の発達や精神病理とレジリエンスの関連を検討したものであり、分野は精神医学・保健学系や福祉系で扱われていた。勤労者に関するレジリエンス研究は国内では看護職を対象とした調査が少数認められるにとどまり、海外の心理学系の研究が多く認められた。精神医学・保健学・社会福祉学等の人間科学系と、産業組織心理・経営学系とでは、レジリエンスの定義・概念枠組みが異なっていた。産業系では"逆境に遭ってもそれを乗り越えて離職せずに同じ組織にとどまる"ことをレジリエンスが高いとみなす一方、人間科学系では"環境との相互作用の中で自らを発展的に変容させていくこと"をレジリエンスが高いとみなす傾向があった。本研究では、離職という行動に含まれる当事者にとっての意味が重視されるべきと考えたため、人間科学系で用いられている定義に沿って質的な調査研究を実施することとした。
対象は、国内外に共通して先行研究が認められる看護職と、国内の研究がまだ無い一般事務系の職員の両方と決定したが、最終的に年度内のフィールドの決定には至らなかった。次年度早々からフィールド調整に入り、下半期に調査を開始する予定である。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

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公開日: 2010-11-30   更新日: 2016-04-21  

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