研究課題/領域番号 |
22650107
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石原 一彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90193341)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,350千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 450千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | バイオ起電デバイス / リン脂質ポリマー / 自発形成ゲル / 電子移動メディエーター / バクテリア / 細胞ベース起電デバイス / 電子メディエーター / ポリマーハイドロゲル / シュワネラ菌 / 細胞親和性 / 可逆的ゲル化反応 / バイオマテリアル / 細胞親和型ポリマー / 酸化還元反応 / 細胞固定化 / 電子移動反応 |
研究概要 |
細胞の固定化が可能なポリマーハイドロゲルの創製を、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)を細胞親和性ユニット、ビニルフェロセンを電子メディエーターユニット、さらにビニルフェニルボロン酸を架橋ユニットとする水溶性ポリマー(PMFB)と、このポリマーと可逆的分子間反応を起こす水溶性ポリマーとして、ポリビニルアルコール(PVA)を用いて実現した。このゲル電子移動反応について、電気化学的手法により検討したところ、有効に電子伝達を起こす事を確認した。このゲルに電子産生菌であるシュワネラ菌(Shewanella oneidensis MR-1)を、その活性を維持しながら固定化することができた。シュワネラ菌は、乳糖を与える事により電子を生成し、これを電極で捉える事に成功した。この事は、新しい細胞ベース起電デバイスの開発に結実する。
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