加齢に伴う過活動膀胱の発生メカニズムの解明と新治療法に関する研究

• 研究課題/領域番号: 22650122
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: リハビリテーション科学・福祉工学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 中川 晴夫 東北大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (80333574)
• 研究分担者: 海法 康裕 東北大学, 病院, 講師 (30447130)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,320千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 420千円); 2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2010年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
• キーワード: 加齢 / 過活動膀胱 / 血流 / 排尿障害 / 神経調整 / 高齢者 / 治療的電気刺激

研究概要

過活動膀胱は加齢に伴い有病率が上昇する。疫学調査においてはうつ傾向と動脈硬化性疾患との間に有意差を認めた。ラットによる動物実験では、過活動膀胱治療法のひとつであるニューロモデュレーションでは膀胱を含む骨盤内臓器に対する血流増加作用を動物実験において証明した。過活動膀胱発生機序として、中枢系の病態と末梢循環との関連が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Risk factors for overactive bladder in the elderly population: A community-based study with face-to-face interview (2011)
  • 著者名/発表者名: Ikeda Y, Nakagawa H, Ohmori- Matsuda K, Hozawa A, Masamune Y, Nishino Y, Kuriyama S, Ohnuma T, Tsuji I, Arai Y.
  • 雑誌名: Int J Urol 巻: 18(3) 号: 3 ページ: 212-8
  • DOI: 10.1111/j.1442-2042.2010.02696.x
  • NAID: 10030822135
  • 査読あり
• [雑誌論文] 男性尿失禁の現状 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、荒井陽一
  • 雑誌名: 臨床と研究 巻: Vol.88 No.10 ページ: 103-106
• [雑誌論文] 【ケアマネージャーに必要な疾患の知識と活用】過活動膀胱(OAB) (2011)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫
  • 雑誌名: 達人ケアマネ 巻: Vol.6 No.1 ページ: 66-71
• [雑誌論文] 【排尿障害の私の治療2 OAB・間質性膀胱炎】薬剤抵抗性過活動膀胱に対する仙骨表面治療的電気刺激治療 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫
  • 雑誌名: 排尿障害プラクティス 巻: Vol.19 No.3 ページ: 216-220
• [雑誌論文] 薬の効かない頻尿や尿失禁 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫
  • 雑誌名: 仙台っこ(タウン誌) 巻: 2010年4・5月号 ページ: 24-24
• [雑誌論文] 脳磁図 (2010)
  • 著者名/発表者名: 松下真史,中川晴夫,中里信和,菅野彰剛,海法康裕,川守田直樹,荒井陽一
  • 雑誌名: 臨床検査 巻: 54巻7号 ページ: 819-822
• [雑誌論文] 【夜間頻尿Update:もう外来で困らない】介護施設における夜間頻尿の実態 (2010)
  • 著者名/発表者名: 今西里佳,中川晴夫,松本香好美,荒井陽一
  • 雑誌名: UrologyView 巻: 8巻3号 ページ: 60-63
• [雑誌論文] Impact of nocturia on bone fracture and mortality in older individuals: a Japanese longitudinal cohort study (2010)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa H, Niu K, Hozawa A, Ikeda Y, Kaiho Y, Ohmori-Matsuda K, Nakaya N, Kuriyama S, Ebihara S, Nagatomi R, Tsuji I, Arai Y
  • 雑誌名: J Urol 巻: 184(4) 号: 4 ページ: 1413-8
  • DOI: 10.1016/j.juro.2010.05.093
  • 査読あり
• [雑誌論文] Impact of sacral surface therapeutic electrical stimulation on early recovery of urinary continence after radical retropubic prostatectomy: a pilot study (2010)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa H, Kaiho Y, Namiki S, Ishidoya S, Saito S, Arai Y.
  • 雑誌名: Adv Urol. Volume 2010 巻: Article ID 102751 ページ: 5-5
  • DOI: 10.1155/2010/102751
  • 査読あり
• [学会発表] シンポジウム:どうする日本のデバイスラグ (2012)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、荒井陽一
  • 学会等名: 第26回日本泌尿器内視鏡学会総会
  • 発表場所: 仙台市
  • 年月日: 2012-11-23
• [学会発表] シンポジウム:難治性下部尿路機能障害に挑む「電気刺激療法」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、半田康信、荒井陽一
  • 学会等名: 第100回日本泌尿器科学会総会
  • 発表場所: 横浜市
  • 年月日: 2012-04-21
• [学会発表] Overactive Bladder and Sacral Surface Therapeutic Electrical Stimulation. (2011)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa H
  • 学会等名: Healthcare InnovationForum 2011 (Keynote Lecture)
  • 発表場所: Singapore, Singapore
  • 年月日: 2011-10-22
• [学会発表] Overactive Bladder and Sacral Surface Therapeutic Electrical Stimulation (2011)
  • 著者名/発表者名: Haruo Nakagawa
  • 学会等名: Healthcare Innovation Forum 2011
  • 発表場所: Raffles City Convention Center, Singapore
  • 年月日: 2011-10-22
• [学会発表] Nighttime Storage Symptoms In Female Stroke Residents Staying At A Residential Facility (2011)
  • 著者名/発表者名: Imanishi R, Nakagawa H, Matsumoto K, Arai Y, Kohzuki M
  • 学会等名: 6^<th> World Congress of The International Society of Physical and Rehabilitation Medicine
  • 発表場所: San Juan, Puerto Rico
  • 年月日: 2011-06-15
• [学会発表] 会長指定シンポジウム:「末梢感覚入力によるニューロモデュレーション:泌尿器科分野:排尿障害」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、半田康信、荒井陽一
  • 学会等名: 第25回日本ニューロモデュレーション学会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2011-05-21
• [学会発表] 末梢感覚入力によるニューロモデュレーション:泌尿器科分野:排尿障害 (2011)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫
  • 学会等名: 第25回日本ニューロモデュレーション学会
  • 発表場所: 東京都
  • 年月日: 2011-05-21
• [学会発表] Topic: Incontinence and the Use of Prosthetics to Enhance Urinary Control (2011)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa H, Kaiho Y, Arai Y.
  • 学会等名: American Urological Association Annual Meeting Washington D.C. USA, Global Perspectives in Urology Forum
  • 発表場所: Panelist
  • 年月日: 2011-05-18
• [学会発表] Joint session of the European Association of Urology (EAU) and the Japanese Urological Association (JUA) (Invited Speaker) Treatment for post- prostatectomy incontinence (2011)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa H, Kaiho Y, Arai Y.
  • 学会等名: 26^<th> Annual EAU Congress
  • 発表場所: Vienna Austria
  • 年月日: 2011-03-18
• [学会発表] パネルディスカッション:「高齢者の夜間頻尿をめぐる諸問題」 (2010)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫
  • 学会等名: 24時間在宅ケア研究会横浜フォーラム
  • 発表場所: 横浜市
  • 年月日: 2010-12-16
• [学会発表] Investigation of nighttime storage symptoms of female residents with stroke in a geriatric health services facility (2010)
  • 著者名/発表者名: Imanishi R, Nakagawa H, Matsumoto K, Awaji S, Nabekura M, Tanno O, Kaiho Y, Matsushita M, Arai Y, Kohzuki M
  • 学会等名: International Continence Society 39th Annual Meeting
  • 発表場所: Toronto CANADA
  • 年月日: 2010-08-28
• [学会発表] シンポジウム:「過活動膀胱の基礎と臨床」過活動膀胱の疫学とリスクファクター (2010)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、池田義弘、海法康裕、荒井陽一
  • 学会等名: 第52回日本平滑筋学会総会
  • 発表場所: 仙台市
  • 年月日: 2010-07-01
• [学会発表] シンポジウム：どうする日本のデバイスラグ
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、荒井陽一
  • 学会等名: 第２６回日本泌尿器内視鏡学会総会
  • 発表場所: 仙台市
  • 招待講演
• [学会発表] 難治性下部尿路機能障害に挑む 「電気刺激療法」
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、半田康信、荒井陽一
  • 学会等名: 第１００回日本泌尿器科学会総会
  • 発表場所: 横浜市
  • 招待講演
• [図書] 【過活動膀胱診療を考える】 Neuromodulation 最前線 Progress in Medicine 32 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫 、海法康 裕 、泉秀明、荒井陽一
  • 出版者: ライフサ イエンス社
• [図書] Progress in Medicine (2012)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫、海法康裕、泉秀明、荒井陽一
  • 出版者: ライフサイエンス社
• [図書] 達人ケアマネ (2012)
  • 著者名/発表者名: 中川晴夫
  • 出版者: 日総研
• [備考] (1)沖縄タイムズ16面「夜間頻尿生活の質低下」2012.5.2 新聞報道
• [備考] (2)京都新聞17面「危険です夜間頻尿;転倒や生活の質低下」2012.4.10 新聞報道
• [備考] (3)佐賀新聞29面「高齢者に多い夜間頻尿不眠、生存率低下も」2012.3.28 新聞報道
• [備考] (4)徳島新聞15面「夜間頻尿で生存率低下睡眠障害や転倒・骨折の恐れ」2012.3.25 新聞報道
• [備考] (5)福島民友15面「夜間頻尿で生存率低下高齢者注意」2012 新聞報道
• [備考] (6)日本海新聞15面「夜間頻尿が寿命に影響」2012.3.22 新聞報道
• [備考] (7)南日本新聞15面「夜間頻尿寿命に影響、病気の初期の可能性も」2012.3.20 新聞報道
• [備考] (8)愛媛新聞20面「夜間頻尿危険サイン」2012.3.20 新聞報道
• [備考] (9)神奈川新聞12面「夜間頻尿は重大な問題:生活の質と生存率低下」2012.3.18 新聞報道
• [備考] (10)読売新聞20面いきいき健康生活「夜間頻尿、水分調節を」2012.1.13 新聞報道
• [備考] (11)朝日新聞26面「夜のおしっこ多いと危険?高齢者死亡率上がる傾向」2010.5.2 新聞報道
• [備考] (12)朝日新聞家庭面「元気のひけつ気を付けよう,夜中のおしっこ」2010.4.3 新聞報道
• [備考] (13)日本経済新聞14面健康「夜間頻尿年のせい?」2010.1.17 新聞報道