• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

食品レベルの過剰鉄で誘発される貧血ラットに特有な鉄の即時的吸収抑制の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22650182
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関首都大学東京

研究代表者

篠田 粧子  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (40132055)

研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2010年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード鉄 / 腸管吸収 / 非ヘム鉄輸送体
研究概要

貧血時に高濃度の鉄を投与すると、短時間でその吸収が抑制された現象について、小腸粘膜細胞膜上における輸送体タンパク質DMT1の構造変化、特に内在化とリン酸化による活性変化をターゲットとして、研究を遂行している。
DMT1タンパク質は電気泳動で推定分子量(62kD)よりも低い位置(45~52kD)に出現する性質がある。唯一入手可能であったラットDMT1抗体を海外から取り寄せてウェスタンブロッティングで単一バンドを確認したものの、業者に作成を依頼したラットDMT1抗体で検出したバンドの分子量とは異なっていた。各抗体の特異性を検証するために、メンブレン上で抗体が結合したタンパク質のN末端のアミノ酸配列を解析することを試みたが、解析に充分量のタンパク質を回収することが出来なかった。
そこで、大腸菌にDMT1タンパク質を発現させ、DMT1のポジティブコントロールを得ることを試みている。貧血ラット小腸粘膜から抽出したtotal RNAからDMT1の全長鎖cDNAを作成し、competent cells ; XL1 blueを用いて形質転換した。得られたDMT1遺伝子の配列は1塩基異なったが、アミノ酸の配列は既報と一致した。DMT1タンパク質の充分な発現が確認できないため、温度条件およびIPTG濃度(遺伝子の発現を誘導)について検討を加えている。抗体の特異性が検証できていないため、DMT1の内在化およびリン酸化については実験が進んでいない。しかし、信頼性の高い抗体を得ることは確実に本研究の成果に繋がることから、引き続きDMT1タンパク質のポジティブコントロール合成に取り組む。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi