研究課題/領域番号 |
22650211
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
池田 光穂 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (40211718)
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研究分担者 |
田所 聖志 東京大学, 大学院・医学研究科, 特任助教 (80440204)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,370千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 科学社会学 / 民族誌 / 生物多様性 / 科学の大衆化 / 環境問題 / 野生動物の個体数管理 / 生態学 / 科学人類学 / 生物多様性条約 / MOP5/COP10-Nagoya, Japan / 科学コミュニケーション / 資源管理 / 自然保護 |
研究概要 |
生物多様性とそれに関連する用語と概念が、もともとあった生態学研究の学術的文脈を離れて、人々の生活、学校教育、マスメディア、国際協力や国際会議等のそれぞれの現場で、使われ(=流用され)定着していく様を、文化人類学の民族誌インタビュー、参与観察、文献検討等の質的方法を通して分析した。生物多様性概念は(1)国際会議開催などの注目度、(2)「環境と共生する」「地球にやさしい」などの肯定的な価値判断に結びつく社会的イメージの集合的形成、(3)生態学に関係する/しないに関わらず政治運動の宣伝のための動物象徴の偶像(イコン)の脱文脈化的流用により、著しい意味の多様化という副産物を伴って、急速に社会のさまざまな局面において幅広く定着したことが明らかになった。
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