研究課題/領域番号 |
22651003
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
濱 健夫 筑波大学, 生命環境系, 教授 (30156385)
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研究分担者 |
和田 茂樹 筑波大学, 生命環境系, 助教 (60512720)
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研究協力者 |
佐藤 雄飛 筑波大学, 生命環境科学研究科, 博士後期課程
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,430千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 海洋溶存態有機物 / 有機炭素プール / 植物プランクトン色素 / 色素派生物 |
研究概要 |
海洋におけるクロロフィル派生物の有機物プールに対する寄与を明らかにする スめ、クロム酸酸化によりクロロフィルから生じたクロリン環を定量する手法を開発した。標品を用いた方法の検討において、良い定量性を示した。植物プランクトンが有するクロロフィルaの分解実験を実施し、蛍光を有するクロロフィルaおよびその派生物は急速に減少する事が明らかになった。一方、蛍光を失った派生物は比較的長期間残存することが確認された。また、東シナ海を中心に実施した海洋観測では、蛍光を失ったクロロフィル派生物が、蛍光を有するクロロフィル派生物の20倍程度の濃度で存在していることが明らかとなった。しかしながら、懸濁態有機炭素に対するクロロフィル派生物の寄与は数%程度であり、懸濁態有機物プールへの寄与は限定的であった。今後、溶存態クロロフィルの研究を進める必要性が示唆された。
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