研究課題/領域番号 |
22652029
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
坂内 徳明 一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 特任教授 (00126369)
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研究協力者 |
N.V. ニコラーエフ ロシア・ナショナルライブラリー稀覯本部門, 主任
坂内 知子 国際基督教大学, 講師
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
2,760千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ロシア貴族屋敷(ウサーヂバ) / ウサーヂバ文学史 / 近代文学の創成 / 文化資源 / 貴族文化 / ロシア文化の基層 / 文化的記憶の場 / 貴族屋敷 / ウサーヂバ文化 / 私・個的世界 / 貴族の巣 / 文学性 / 郷土研究 / 文化的ランドシャフト / ロシア貴族文化 / ウサーヂバ / 荘園文学 / 文化遺産 / 「ロシア・ウサーヂバ研究協会」 / 都市近郊の拠点 / 文化発信の巣 / 貴族文化のトポス / ロシア式荘園 / 孤島のネットワーク / 社交と友情 |
研究概要 |
本研究の目的は、ロシア近代の社会と文化に関する諸問題を考える上で不可欠なウサーヂバ(貴族屋敷)の文化史的意義を考察することにあった。その結果明らかになったのは、17世紀から20世紀初頭まで存在したウサーヂバが、「中世=封建的」要素を持ちながらも、18-19世紀に大きく発展し、1861年農奴解放後に衰退し、1917年ロシア革命後に旧ソ連社会の表層から消滅したにもかかわらず、その文化的機能は現代まで継承されていること、いわば「文化的記憶」あるいはロシア文化の基層としての機能を果たしていることである。
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