研究課題
挑戦的萌芽研究
直線的な単原子ステップが平行かつ均一に走る単結晶の微傾斜面上に、炭化水素分子を吸着・拡散させ、ステップでトラップすることで一次元的に配列し、基板を加熱して脱水素化を図り、炭素の一次元構造を形成した。供給する分子の種類や量、基板の材質や面方位、加熱温度や温度勾配などの諸条件を変えることで、その構造を制御することに成功した。基板としてPt(997)面やNi(755)面、Si(111)やSi(100)の1.5°off面などを、炭化水素分子としてプロピレンやベンゼンなどを用いることで、zigzag端やarmchair端を持つグラフェンのナノリボンやその他の一次元構造が形成されることが確認され、現在、それらの電子構造の観察を進めている。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)
Appl. Phys. Lett
巻: 100
Applied Physics Letters
巻: 100 号: 4 ページ: 0431031-3
10.1063/1.3679396
巻: 96
Applied Physics Letter