研究概要 |
本研究は,空気を加熱加湿し冷却除湿する湿度操作によって,空気中に存在するナノ~マイクロメートルサイズにわたる浮遊粒子状物質(SPM)およびガス状化学物質の除去技術を提案し,その性能,実現性を明らかとすることを目的としている。平板フィン型熱交換器を用いた低空気流量の実験では,空気の絶対湿度変化0.2kg/kgで,総SPMの約80%を除去することが示された.化学物質除去実験では,入口濃度670ppmのアンモニア混合空気から,約55%のアンモニアを定常的に除去できることが示された.また,ヒートポンプの導入により,消費電力量は1/8程度に低減できることが示された.
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